2013年03月24日
母との日々 １６
今朝、お風呂に入れてあげました。
体重計に乗ってみてと記した数字は３５キロ。
はぁ～やっぱりね。
食べてないもの、痩せて当たり前だ。
でも、不思議なことに
食欲も体重も落ちてる割に
動作が随分マシになってきました。
歩くとか、服を着るとか。
何で～？ってぐらい
悪い状態の時より断然良くなってきている。
それこそ要支援２のままかもしれない。
ただ、頭の方がちょっと低下していて
これがどれだけ介護度に反映されるのだろうか。
母の頭は不安を感じるとおかしくなるようだ。
今夜は夜勤だよと伝えると、
そこからおかしくなる。
タンスの中のものを出したり入れたり。
「私は何をしたらいいの？」と何度も聞く。
次に何をすればいいのか、それがわからないのだ。
朝も、どの服を着たらいいのかと聞かれる。
ご飯を食べた後
自分の歯と入れ歯の両方を磨くようにと言うが、
その意味がわからないと言う。
不安がある時は特に、普通の会話の意味を
理解しがたいみたいだ。
そして、
そういう自分を客観的に分かっている自分もいて
「あぁ情けない情けない、脳がおかしいんだ」と何度も言う。
挙句
「パパさんに怒られないだろうか」とも言うが
「どうして怒られると思うのか」と聞くと
「気ままにしているから」と。
「そんな事ないよ。
仕事に行ってるから昼間の様子なんて知らないよ」
と言うと少し安心したようだ。
パパさんに気を使ってるのか、嫌われるのが怖いのか。
むしろパパさんは何も言わず、
いつもそっとしておいてくれるのに・・・
そんな事を延々とあまりに言うので
安定剤を飲ませてみた。
少しお昼寝したらいいからと寝かせてみる。
ここで又思う。
仕事を辞めようか、
母を施設に入れようか。
良くなることはないだろう。
なんだか毎日毎日、
人間の脳がこうして壊れていくんだなと
その順序を見ている感じだ。
また義母に何かあっても
義母が気を使って私に何も言ってこないのも辛い。
先日も椅子に座りぞこねて尻もちをついたとか。
痛くて痛くてシップを貼ったのよ～と
後で笑って言うのだが
今の母がこんな状態なので
言いたくても言えないのだろう。
あぁ申し訳ない。
義母にそういう気を使わせるのも
又私は辛いのだ。
調子の悪い時は言っておいでと言ってあるが
二人を看るのはとても大変。
やはり・・・
色々思う毎日です。
ちなみに入れ歯の噛み合わせが悪いと言うので
歯医者に連れて行ってきました。
その時に部分入れ歯の出し入れの仕方、
口腔ケアの仕方など色々教えていただいた。
やっぱり私の手のかかることが増える一方だなぁ。
少しだけ元気になってきた母を見て
穏やかに「ここで寝るのが一番幸せ」と
ベッドで横になりニコッと微笑む母を見て
もしかして半日ぐらいなら
お出かけできるかもしれないと
思い始めていたけれども
転倒とか、ふと出る不安症状の母を思うと
やはりとても無理だなと思い改める。
よく眠っている母をみて
何をしても
何をどう選んだとしても
ただ、切ない気がしてきました。
若かりし頃の親子５人。
火事で写真をほとんど無くしたので
親子５人が写ってる写真はこれ１枚かな。
この母の笑顔はとても幸せそうです。
ちなみに真ん中が私(^^)
Posted by tammy at 19:00
│母の病気
